Monday sagae
つい最近まで東北地方での仕事が続いておりました。
その中で、東北地方の数多くの建物をみることができました。
どの建物も素晴らしくて、
設計者・施工者の建物に対する熱意を感じました。
今回は、その中でも一番刺激を受けた建物を紹介させて頂きます。
これぞクリエーターのしごと!
と思わせてくえる建物でした。
寒河江役所
寒河江市役所は、
さくらんぼの名産地、『 山形県 寒河江市 』に位置しています。

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昭和1967年竣工 設計:黒川紀章 構造:鉄筋コンクリート造 地上5階建て
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日本を代表する建築家「黒川紀章」の代表作といわれている建物です。
4本のコアシャフトにより、
3階以上を吊り構造によって持ち上げられています。
2階に市民ホールが設けられ、
1階の議場と3~4階の行政部門が構成されていて、
『市民』を挟んで「立法」と「行政」が成立するという機能構造が特徴です。

2階へ向かうスロープ。
近づくごとに、庁舎の存在感をより大きく感じます。
岡本太郎の作品も!
こちらのドアノブは、「岡本太郎」さんの作品だそうです。

玄関からいきなりすごい存在感です。
ホールに吊り下げられたモニュメントも
「岡本太郎」さんの作品だそうです。

とてつもない存在感!
年代ものの建物ですが、
新しさを感じてしまいます。

床材も、独特なパターンが採用されています。

おしゃれです。
吹き抜けとなっている階段も雰囲気が良いです。

外観のデザインだけでなく、樋を使わない工夫も。

しかも、外観のデザインとマッチしていて、こういった細かいディテールにも気が配られています。

こういった建物と出会うと本当に嬉しくなります!
「黒川紀章」「岡本太郎」
日本を代表するクリエイター、芸術家の個性の塊のような建物でした。
「これぞクリエイターの仕事!!」
と、言われているような刺激的な建物です。
私ももっと頑張ります!!