2018年に立ち上げた「samurai-architect」。
6年目を迎える2024年6月に法人として新たにスタートする予定です。
節目として、samurai-architectの「これまでの道のり」と「これからのビジョン」を知って頂く機会になればとおもい、少しだけ振り返ってみたいと思います。
□これまでの 道のり
■2018年[秋]-創業
・自宅の一室で開業。二級建築士事務所からのスタート。
・仕事はなんでもやらせて頂いていた。昼は設計の仕事。夜はクロネコヤマトでバイトする生活を送る日々。
・お金も実績を何もなくて、独立の厳しさを痛感。
■2019年 [春]
左:シェアオフィスのようす
中:自宅内の事務所のようす
右:初めての青森県。仕事でいった八戸市にて福島事務所の大山さんと
・一級建築士事務所開設。
・注意しないと社会との接点が無くなることに気づき、慌ててシェアオフィスを借りる。同時に、自宅内の事務所を整備。
・東北地方の仕事を手掛けさせて頂いた。福島県に事務所を構えるきっかけとなる。
■2020年 [夏]
左:手狭になった事務所のようす
右:引っ越し当初の新事務所の様子。準備しながら仕事してたので、仮設感強い。
・事務所が手狭になり個室の事務所を構える。毎月の家賃が大変だったが、一人前になれた気がしていた。しばらくは仮設事務所っぽく運営。
・手伝ってくれる仲間が嬉しかった。
■2020年 [秋]
左:整理がすんだ新事務所
右:整理ができたあと妻と記念撮影
・整理ができて事務所っぽくなる。
・冬は寒くて夏は暑い事務所だったが、笑い話になる思い出の場所。
・まだ痩せていた。この後徐々に体重が増えだす。
■2021年 [夏]
・3階の部屋へ引っ越し。
・事務所は広くなりスタッフが増えて、爆発的に仕事がし易くなった。
・眺めもよく快適な事務所。
■2024年 [春]
左:だいぶ物が増えた
右:事務所で育てている観葉植物。増えすぎ注意
・売上、実績が増えると共に退社するスタッフもいて、人事採用やマネジメントの難しさを痛感。確実に次のステージにきていることを実感。
・前々から構想していた法人化を現実的に考える。
以上がこれまでの道のりです。
続いて、これからについてお話します。
□これからのビジョン
詳細は、現在リニューアル中のホームページに記載しますので、抜粋をお話します。
■福島事務所 開設
いま工事中の福島事務所。通称「福島BASE」。
4/10 現在は解体工事中。
今年の夏に開業予定です。
■つくば事務所 引っ越し
市内某所の建物をリノベーションする構想です。
設計事務所の機能だけじゃなくて、一般の方も使える建築の図書館があったり、オープンスペースがあったりして、設計事務所っぽくない事務所にしたいと考えています。
その頃には、目標である自分達で事業を企画して、設計して、運営するサイクルが実現しているので、そのお店も併設したいと考えています。
samurai-architectの目標である「愉(たの)しむ暮らしをつくる」を発信するべく、バイク・音楽・グリーンなど(今の構想。将来は変わるかも)と、建築空間がミックスした建築にします。
□さいごに
私達の仕事は建物を設計することだけではありません。
「愉(たの)しむ暮らしをつくる」ことが私達の最大の目標です。
それは、対象の建築用途による違いは無く、人が幸せを感じる場面の一因に建築があって、その一因を共につくることが私達の仕事です。
建築には、設計以外の目立たないけど重要な仕事が数多くあります。
私達は、クライアントが求める設計以外の建物点検や書類チェック、そして単価表作成等の業務も請けるので、時には「本当に設計事務所か?」「偽設計事務所」「一級建築調査士」なんて揶揄されることもありました。
でも、仕事が無い時代を経験しているせいか、人の役に立てることがなにより嬉しいし、王道を歩んでいない私にとっては常識なんてどうだっていい。
人の役に立つことからはじまって、これから成長していければいい。
自分の境遇を悲観することなく、その時できることを懸命にやる。
その積み重ねが、これまでの歩みだったのかもしれません。
だから、「建築の仕事をしたいけど諦める」なんて話を聞くと、非常にもったいないと感じます。
よく聞くのが、
・建築がやりたいけど経験が無いから躊躇している。
・ブランクがあって躊躇してる。
・子育て中で、フルタイム働けない。
あとは人間関係の悩み。
今の事務所ではうまくいってないけど、事務所を移したら仕事が楽しくなるなんてこともあるし。役にたたない人なんて、絶対いないし。
建築を仕事にしたいけど悩んでいる方は、是非連絡を頂きたい。
合わなければ辞めればいいし、経験積んで転職前提! も全然いい。
独立前に小規模事務所を経験したい! なんて動機も大歓迎。
samurai-architect を、次に進むきっかけにして貰えたら嬉しい。
クライアントもスタッフ含め、人生や暮らしを愉(たの)しめる人が増えれば、未来は少しだけ良くなると思うのです。
微々たる力ですが、そんな未来をsamurai-architectは目指します。
samurai-architect 代表 宮本 崇雄